竹中総務相、議員辞職を表明・「役割終わる」

http://www.nikkei.co.jp/news/main/im20060915AS3S1501115092006.html

 竹中平蔵総務・郵政民営化担当相は15日、首相官邸小泉純一郎首相と会い、小泉内閣が総辞職し新政権が発足する26日付で参院議員を辞職する意向を伝え、了承を得た。竹中氏はこの後の記者会見で「小泉内閣の終焉(しゅうえん)をもって政治の世界における私の役割は終わる」と強調。国会議員としての最後の仕事は「首相とともに5年半構造改革をしてきた安倍晋三候補に1票を投じることだ」と安倍氏支持を表明した。

 竹中氏は2001年の小泉内閣発足で慶大教授から経済財政担当相として入閣。以後、金融担当相などを歴任し、小泉政権と歩みをともにしてきた。「小泉改革」の司令塔として不良債権処理など日本経済の再建に大きな役割を果たした。05年には小泉内閣最大の課題であった郵政民営化の実現にも貢献した。

 04年7月の参院選に出馬、自民党比例代表候補で最多となる72万票を獲得して初当選した。竹中氏の議員辞職に伴い、比例選での得票数が自民党で16位だった女子プロレスラー神取忍氏が繰り上げ当選する見通し。 (16:04)

日経ネットからです。思えば僕の仕事の多くは、いわゆる竹中プラン関係*1でした。色々と意見はあるかと思うけど、竹中先生前後で日本の金融機関の意識が180度転換したように感じられたのは僕の中での貴重な経験です。先生のその後の方向性については、諸説ありますが*2、個人的には経済学者プロパーの仕事よりも実務に重点を置いた仕事のほうが好ましいのではないか、と思います。いずれにせよ、お疲れ様でした。

*1:つまり、そのマーケットへの余波

*2:今日の日本経済新聞朝刊には、色々と書いてありました